flower of the day メキシコ由来の秋の風物詩
◎コスモス
パリオリンピックが開催された2024年。
長い夏が続いた日本列島もようやく気候も落ち着き始め、
散歩やランニング、そしてあの花がそよぐ風景に出くわします。
秋の風物詩、”コスモス”です。
コスモスの花は、親しみのある大輪の一重咲きや、花びらがくるんと丸まっているストロー咲き、八重咲きなど、今ではいろいろありますね。初夏から楽しませてくれるキバナコスモスや、チョコレートの香りがする黒紫色のチョコレートコスモスなど、小ぶりながら存在感たくましいものは、切り花であればブーケのアクセントとしても好まれます。
名前の由来はその昔、メキシコの草原に咲き誇っていた花をみた聖職者が、その花の整然と並んでいる花びらのつくりと鮮やかな発色に感心し、ギリシャ語の調和や美しさ(kockoc/cosmos)にちなんで「コスモス」と名付けたそうです。
和名では「秋桜」ですが、1977年の大ヒットした歌謡曲『秋桜』に「コスモス」と仮名が振られたのを機に、「秋桜」はコスモスと呼ばれるようになったようですね。
唄といえば、こんな童謡もありました。
♪コスモスの~花が こんなに散りました~ 模様のようね お母さん
おくつで踏むのはかわいそう~ あちーらの道から回りましょう♪
【コスモス】
学名:cosmos;キク科コスモス属
和名:秋桜(あきざくら)/別名:大春車菊(おおはるしゃぎく)
主に一年生。多年生もあり。
【Key Words for コスモス】
調和 秩序 謙虚 愛情 純潔 etc